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先輩社員の声

T.S 電子部品事業部 製造

私のエンジニアとしての原点は、学生時代に参加した「技能オリンピック」です。福島県代表として選ばれて、全国大会に行きました。TOYOTAやHONDAといった名だたる大手メーカーの社会人エンジニアと競い合った経験が、ものづくりへの意欲をさらに高めました。後日談ですが、県代表で選ばれた3名のなかに、同期の山本も居たのです。これは、当社がものづくり志向の高い学生を採用していたということなのだと思います。

当社に工場見学に行った時のことは、今でも覚えています。見学に廻って歩くと、技術者の皆さんが手を止めて、明るく挨拶してくれたのが印象深かったです。
さらにインパクトがあったのは、その作業の細かいこと。
1/10ミリ単位の、とても小さなコネクターを作るための金型設計や成形。
もともとラジコンを作るのが好きだったこともあり、大きなモノを作るよりは、小さなモノ、細かいモノを作ることに喜びを持っていたので、とても興味を惹かれました。

入社してからは、一貫して加工業務に携わっています。型彫放電加工、ワイヤー放電加工、マシニングセンター加工と様々な加工業務をしてきました。
それぞれに面白さと苦労はありますが、共通の大変さは数値制御(NC)による加工なので、都度、プログラムを覚えなければいけないという点です。
放電加工とは、研磨機では出来ないような加工の手法です。
型彫放電加工は、最終処理段階なので、直接製品につながるという段階なので、面白い反面、恐いですね。
ワイヤー放電では、0.15mm~0.20mm単位でオスとメスの噛み合い方が上手く行くと、とても嬉しいです。
難しいからこそ、想像通りのものが出来たときの喜びは、ひとしおです。
マシニングセンター加工を担当する場合には、図面を見て、放電加工するためにどうするべきかを考えないといけないし、それを設計にフィードバックするというのも大切な仕事になってきます。また、マシニングCAMで3次元モデルを考えて、刃物の選択もしなければいけない。
こういう経験をさせてもらったことで、図面を素早く読み込む力は、とても身についたと思います。

今は、リーダーとして4人の後輩を指導する立場にもあります。
指導のモットーは、「何度も同じことを聞かれても、覚えられるまで、あきらめずに教えること」「自分から雑談を含めて、コミュニケーションを取ること」です。
私自身が覚えの悪いほうだったからこそ、このような方針で後輩育成をしています。
このいわき事業所は少人数なので、先輩・後輩に関係なく、意見を言い合っています。例えて言えば、野球チームのように、それぞれの役割を全うしながら意見を出し合うチームワークの良さ。特に、短納期の仕事をするときには、事業所一丸となって取り組んでいます。

新卒で入社する方としては、ぜひ、私のようにものづくりが好きな人に来てほしいです。
できれば、周囲と明るく協調性をもって接することができて、挑戦する心も持っている人がいいですね。

私自身の挑戦としては、将来“オールラウンダー”の存在になることです。挑戦し続けられる人と一緒に、J.A.M.を盛り上げていきたいですね。

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M.T 電子部品事業部 技術

前職はコネクター製造の会社でしたから、J.A.M.はよく知っていました。
しかも、J.A.M.の圧着機を使っていたので、「コネクターだけでなく、設備や機械まで手掛けている」ことに惹かれて、こちらに転職しました。
つまり、Machine & Connector という複合的な、ものづくりナンバー1という点に魅力を感じて入社したのです。

入社してからは、コネクターや端子の“製品設計”とともに、カタログならびにホームページの制作を担当しています。この数年で、担当する業界は徐々に変わってきています。
当初はアミューズメント系メーカーや電機メーカーが多かったのですが、最近では自動車関連が増えてきました。車のIT化によって、色々なセンサーが車中に張りめぐらされています。
バックモニター、衝突防止、ドアミラー等、あらゆるところにコネクターのニーズが増えているのです。

この仕事の面白いところは、まだまだ展開の余地があるという点です。
技術的にも、圧着自体は昔からある技術なのですが、1mmピッチのものを圧着することまで要求され始めています。その意味では、とても奥深いものです。
設計できたとしても、実際に製造できるのか何度も原町事業所に打ち合わせに行くこともあります。
コネクターも小さいものだと、ちゃんと樹脂が流れるのか、成形できるのか、いわき事業所に足を運ぶこともあります。
お客様の要望に何とか応えることに注力していますが、難易度が高すぎて応えきれなかったときがあって、そのときは本当に悔しい思いをしました。
そういうこともあって、2年前から解析ソフトを導入しました。バネ圧や流動解析などでシミュレーションすることによって、製造可能にするための設計精度も高くなってきました。これで、高度な要望にも応えられる体制になったのではないかと思います。

一方で、私の仕事の3割ほどを占めているカタログやホームページの制作業務。これもまた、面白い仕事だと思っています。
いわば、会社の“顔”ですからね。
ちょうどいま、ホームページを刷新しようと動いています。潜在的なお客様は、ネットで調べることも多いですよね。
そのときに、いかにわかりやすく当社製品を伝えられるか。パッと見の印象も大切です。
新しいホームページを完成させるまで、まだまだ考えないといけないことが目白押しです。

J.A.M.の良いところは、仲間意識が強く、繋がりが強いところだと思います。
あとは、一連の工程を見られるのも、良い点だと思っています。最初から最後まで立ち会えるのは、エンジニアとして本当に面白いですよ。一方で課題は、海外の生産比率を上げていくことだと思っています。
日本国内でしかできないものと、海外でも対応できるものを棲み分けして、生産体制を整えていくことは、これからのテーマでしょうね。その意味では、海外工場を使って製品の立ち上げをしていくことに、もっと関わっていきたいですね。
その前に、当社の新しいホームページを完成するという、目先のミッションがありますが(笑)。

ものづくりが好きな方で、やりたいことがある方、そして自分の価値を高めたい方であれば、ぜひ入社してもらいたいです。
部品メーカーでありながら、機械メーカーでもある。設備も整っているし、希望すれば海外へ行けるチャンスもあるし、自分のスキルアップも図れる。
小さい会社なので、自分でやりたいと言えば、やらせてもらえます。技術者にとってなかなか良い環境だと思いますし、向上心のある人にとって働きやすい会社だと思います。

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